戸澤の週報

2010年02月21日

2010/2/21

2010年2月21日は0と1と2だけで組み合わさった日付です。
特に意味はないのですが、何故か数字に意味を持たせたがるのは人間の習性のような気がします。
不透明で何が起こるか分からない世相には、占いがはやることと関係があるのでしょうか?
本当は、占いやまじないなどということではなく、自分の心構えが一番大切であることは分かっているのですけどね。

今こそ、先を読みづらい時期はないのではと思います。
我々が属している半導体産業は少し光が差してきました。
東芝が得意とする「NAND」型メモリの投資が始まったようです。
パソコンに使われるメモリも一時期に比べ大幅に価格を上げて、業界全体が一息ついた形です。
ただ、業種間で大きな温度差があるように感じます。
当社のお客様でも、好調に戻ったところと、現在も尚厳しさの中で戦っている会社と大きく分かれたようです。
これはお客様が属している業界にもよるところが大きいようです。
やはり、設備投資と呼ばれる測定器などの製品は、今もなお投資控えが続いています。
このようなカテゴリの回復は、投資する企業の業績回復が鮮明になった後になりますので、どうしても時間がかかります。
製品というのは、どんなに良くて競争力があったとしても、お客様が買う気がなければ販売は困難です。
少し前までは、そうはいってもどこかは買っているはずだし、良い製品(サービス)を提供さえしていたら大丈夫なのでは?
と、考えていました。
現実にリーマンショックを経験し感じたことは、景気の波とはそんなに甘いものではないということです。
同時に、景気の底というのもそんなに長く続くものではないということです。
景気の底にいるときは、いつ回復するかなど全く分からず、ただ不安に駆られるものです。
しかし、暗い夜もいつかは夜明けを迎えるということですね。
どんな状況でも、目標を失わずに努力を続けていれば、いつかは大きなうねりとなり必ず成功するものです。
「どんなに苦しくても、成功を信じて努力し続ける」
負けない会社は、必ず実践している考え方ですね。
我々もそのように考えるようにしています。
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