戸澤の週報

2002年07月13日

2002/7/13

台風が心配な季節になってきました。また、火曜日あたりに関東地方に直撃の可能性があるとされています。前回の台風の通過からまださほど時間がたっていない為、土砂崩れが心配されています。なかなか、注意できることではありませんが、気をつけたいものです。

前も書いたと思いますが、私は仲間と異業種交流会を開催しております。今回の勉強会のテーマは小売業界(講師は某大手小売の社員)でした。どの業界でも共通して言える流れは低価格化です。食料品も、衣料品も、家電も全てに言える事だと思います。低価格を実現する為には当然仕入のコストダウンが求められます。そうなりますと、前前から言われています、中間マージンのカット(いわゆる中抜き:商社の排除)が必要になってきます。この中抜きの動きは我々商社としては歓迎できる流れではありませんが、この問題には真正面から取り組まなければならないのもまた、事実です。長年考えているのですが、まだ完全な答えは出ていません。ただ一ついえることは、ただの商社はいらないと言う事です。私は弊社を商社とは思っていません。加工業だと思っています。つまりはメーカーです。何を加工しているかと申しますと、「知識の加工」だと思っています。弊社が行っている業務内容自体は、商社活動には間違いないのですが、その過程の中で、弊社しか出来得ないノウハウ、弊社しか知り得ない知識を組み合わせてお客様のお望み以上のものをご提供します。メーカーには絶対できないサービス、情報をを常にお客様にご提供していきたいと思います。もちろん、現段階で、弊社がそこまで完璧にできているとは思ってません。しかしながら、この時代の中で商社が生き抜くために必要な事ではないかと思っています。そしてこの事こそ、弊社の会社案内の、ポリシーにも書いておりますが、商社の新しい存在価値につながるのではないかと、最近はっきりと感じています。どうぞ、これからも一つでも多くの弊社に対するご要望をぶつけてください。その一つ一つが、弊社にとってかけがえのない知識となり、今後の活動につながって行くのです。
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