戸澤の週報

2015年11月01日

継続性

10月が終わり、2015年も残り2か月となりました。
年末の実感はまだなく、夏の終わりの秋の間あたりの感覚でいるのですが、さすがに寒暖の差が出てきて冬の気配が強く感じられ冬が近いことを嫌でも認めなければいけませんね。

ここ最近は大手企業による様々なルール違反が頻発しています。
食の安全の問題、会計の透明性の問題、性能偽装の問題とバリエーションも豊富です。
いずれも世界を代表するグローバル企業による行為です。
今回はつくづく考えさせられました。
利害関係者が多くなればなるほど、守らなければいけないことが増えることはわかります。
周囲の期待と言う強力なプレッシャーもあったことと思います。
誰もが周囲の期待に対して応えたいと思う気持ちは一緒だと思います。
それでも超えてはいけない一線があったはずです。
そもそもは業績が期待される最低限の数値をもクリアすることができなくなってきたことがトリガーになっているはずです。(期待される最低限の数値とは各社によってまちまちだと思いますが。)
当然このプレッシャーは良く理解できます。
それでもこの一線を越えては行けないのだと思います。
自社で本気のアクションプランを立てて、これ以上ないというくらい、全社で燃え尽きるほどの活動を実際に行って、それでも成果が出ないのであれば、これは本当に環境の要因の為、一時期はやり過ごすことも肝要と心の底から思えることによって、潔さが生まれてくるのではないかと思うのです。
毎日のやり取りを積み上げて勝ち取った信頼と言う掛け替えのないものを失うことは一瞬です。
時には信頼を失うことは会社自身を失うことにも繋がります。
新聞を見ますと大手上場企業は最高益を更新しているようですが、実際の感覚はそこまで楽観的ではないはずです。
こんな大競争時代だからこそ、価格で競うのではなく、「戦略・戦術そして実際の行動」で競えるようにならなければいけません。

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