戸澤の週報

2015年11月15日

夢とプライド

ついに純国産飛行機である「MRJ」が空を舞いました。
戦後はYS-11以来の約40年ぶりの国産飛行機となります。
開発に携わっていた方からすれば、本当に念願のフライトだったと思います。
実に多くの障害を乗り越えてのことであろうと思います。
同じ日本人として誇らしく感じます。
これからの更なる飛躍に期待したいところです。

ドラマの世界では「下町ロケット」が人気となっています。
MRJの初フライトと同じタイミングで実にうまいことなっています。
今回の池井戸さんの作品は、大企業とそこに部品を納入を目指す中小企業との構図になっています。
しかし、下請けだからと言って卑屈になるのではなく自分が持っている技術に自信を持ち、自分たちの製品・会社にプライドを持ち大企業と対峙しています。
プライドを持ち夢に向かって突き進む姿は、まさに今の日本企業に必要な大切なことそのものです。
中小企業は残念ながら逆立ちをしても資本力で大手に勝つことはできません。
それではあれば、資本力以外で戦っていく他の方法はありません。
それは「強い信念」だと思います。
例え厳しい状況になったとしても、そこに確かな考えがあり、自信があったならば必ず乗り越えていけるはずです。
下町ロケットはそんな悩みに溢れた中小企業に元気を与えてくれる良い番組です。
中小企業にとって「夢」と「プライド」だけは絶対に忘れてはいけない2点セットだと言えそうです。

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