戸澤の週報

2017年05月14日

生きる

5月も中旬が過ぎ、いよいよ昼間は夏日のようになってきました。

早いところではクールビズが始まっています。

夏に向かってこれから進んでいきます。

 

今週は良い詩だと紹介された、谷川俊太郎さんの「生きる」について書きたいと思います。

買った本は、この詩に岡本よしろうさんが絵を付けた絵本のようになっていて、子供でも十分に読めます。

2011年の東日本大震災が起こった直後に、これから息苦しい時間を過ごすであろう子供の為に企画された絵本という事です。

http://okamotoyoshiro.com/news/201703.html

「生きるということ、今生きているということ」

から始まる5編に分かれているこの詩には、日々のさりげない生活の中で営まれる日常の中にある、命の大切さを教えてくれます。

詩の強さもさることながら岡本さんの絵が、詩をさらに強いものにしています。

詩の中で、生きるということ、今生きているということは「すべての美しいものに出会うこと」とあります。

「そしてかくされた悪を注意深くこばむこと」とあります。

美しいものに出会うことは偶然よりも、自分から出会いに行かなければいけない気がしました。

まだ出会っていないこの世の美しいものは一体いくつあるのでしょうか?

特別な景色とかではなく日常のそして、少しだけ足を延ばしたその先にある美しさをできるだけ多くみることは人々の楽しみです。

同時に美しさを装って紛れ込んでいる悪には十分に気を付けなければいけないという実践的なアドバイスもついています。

この「生きる」と言う詩が言いたかったことは、3年も前に書いた週報のテーマ「日々の営み」で私が言いたかったことを100倍分かりやすく書いて頂いています。

http://www.corestaff.co.jp/new/tozawa/detail/671

この詩は幸せのひとつの形を分かりやすく教えてくれています。

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