戸澤の週報

2019年02月17日

時代を考える

あっという間に2月も半分が過ぎました。

相変わらずの寒さではありますが、3月の声が近づいてきました。

もう少しで春の気配がやってくるのでしょうか?

 

先週は堺屋太一さんが無くなりました。

かの有名な言葉である「団塊の世代」を作った方です。

早くからの日本の人口減を心配していて、移民政策には積極的でした。

今の世の中の若者に対して「欲ない、夢ない、やる気ない」と心配していました。

賛否両論のある方でしたが、今の日本を心から心配していたのはなんとなく伝わってきます。

世の中の若者がみんな欲が無く、夢もなく、やる気が無いとは思いません。

一定以上のメンバーはこれらを強く持っています。

しかしながら、同じ欲にしても今の欲は昔の欲とは種類が違うのかもしれません。

若者の中には自分に対する欲よりも、世の中に貢献したいという欲が強いのかもしれません。

これは少欲ではなく大欲です。

一番欲深い状態を指しています。

夢が無いかと言えばそうではなく、比較的若いメンバーでも将来の自分に対する夢を持っているケースはありますが、それをどう表に出していくかが分からないのかもしれないですね。

やる気に関しては、こちらも夢と同じく、どのようにやる気を持っていることを自ら表現するかが意外と苦手なだけかもしれません。

みんなが夢とやる気を前面に出して働くためには、少し環境作りが必要に感じます。

思い切ってやってみて、それでも失敗したとしてもいつでも敗者復活ができるチャンスがあれば、良いのかもしれません。

いずれにしても堺屋さんが最後まで憂いていたこの時代も、間もなく平成が終わりを迎えようとしています。

この時代の変わり目に置いて我々はいったい何をすれば良いのか?

あらため深い洞察力を持った堺屋さんの大量の著書にその答えを見つけたいところなのですが、あまりに著書が多くてどこから手を付けた方が良いのやらです。

 

本当に不透明な時期となりました。

こんな時こそ過去の今と似たようなある時期の歴史の勉強をしなければいけません。

今年の長いGWには堺屋さんの遺作として勉強させて頂きたいと考えています。

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