戸澤の週報

2026年05月09日

マネージャー像

仕事を始めた頃は無我夢中で目の前のことに取り組みます。

その後、キャリアを重ねていくうちに、通過するのはマネージャーとしての道です。

一般的にマネージャーとは、課長のことを指します。

一般社員から、管理監督者として大きく立場が変わります。

部下に対する業務指揮権や評価の権限を持つことも大きな変化でしょう。

この大きな違いを十分に理解した上でないと、実際にマネージャーになった時の違いの大きさに圧倒されてしまいます。

 

現在社内向けに、当社マネージャー像を記載したものを作成しています。

その序文に書いた一節を引用します。

 

「マネージャーとは何かを正しく説明できる人は世の中に一人もいません。

なぜなら、正解は一つでは無いからです。正解はその時々で変わっていくものです。

自分自身の持てる全てを動員して、その場における正解を探し続けることと言っても良いでしょう。」

 

 

「マネジメントにただ一つの正解はない」ということですね。

よく考えてみれば当たり前なのですが、社員が10人いれば10通りの考え方や、置かれた環境の違いがあります。

年齢も違いがあり、現在のライフステージもそれぞれです。

それなのに、マネジメントは一つの方法で良いということはあり得ないのです。

このことが分かってからは、自分なりのマネジメントを追求する長い旅を過ごしてきた気がします。

残念ながら、25年経った今でも、自信を持ってこれだと言えるマネジメントの手法を開発できたわけではありません。

しかし、長い時間があっただけあって、現場での多くの経験を積めたました。

また、世界で著名な学者や経営者たちが共有してくれている知識の森から、おぼろげながらも「目指すべきマネジメントの姿」が見えてきました。

マネジメントに唯一の正解はない。

しかし、成果が出続ける状態には決まった構造があるということです。

その構造を設計し、運用することこそがマネージャーの役割です。

 

■ 当社が考える目指すべきマネージャー像とは

自分で成果を出す人ではなく、成果が出し続ける環境を設計・運用できる人

と定義します。

自分のチームメンバーが仕事をしやすい環境を作ることが最大の役割です。

チームメンバーにとって良い環境とは、それぞれのメンバーの「不安」「苦しみ」「恐怖心」を取り除くことです。

人は、わずかな頭痛や歯痛があるだけで、仕事に集中できないものです。

よって、仕事をしていて感じるわずかな不安や苦しみ、恐怖心を取り除くことで、予想以上に人は自分の仕事に集中できるものです。

環境とは、心理的安全性と、成果が再現される仕組みの両方を指します。

 

目指すべきマネージャー像の道のりは深く、とても1回の週報で書ききることはできません。

しかし、一人でも多くのマネージャーが良い環境づくりに注力できたなら、その会社は本当に強くなります。

当社は、これからそんなマネージャーを育てていきます。

それこそが、当社がスケールするための前提条件であると考えています。

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