戸澤の週報

2022年05月15日

外の空気

3年ぶりの海外出張はアメリカでした。
あまりにも長い間海外へ行っていなかったため、色々なことを忘れていました。
当たり前ですが、日本の中の常識は世界での常識ではありません。
日本ではマスクをしていないと、周囲からの視線が痛いほど感じます。
アメリカでは、マスクをしていると、逆に何か病気をしているのではと思われてしまうくらいです。
州によっての違いもあるかと思いますが、私が行ったネバダ州のラスベガスでは少なくともマスク着用率は外では1%と言ったところです。
室内でも全く同じで、ミーティングでマスクをしている人はついに一人も見ることはありませんでした。
その代わりに、PCR検査をこまめにしている印象です。
考え方の問題と言ってはそれまでですが、ここまでの違いには正直驚きました。
アメリカへの入国は、搭乗1日前までに受けたPCR検査の陰性の結果があれば、簡単に入国できます。
いつもと何ら変わりはありません。
日本に帰国する際には、「MY SOS」と言うアプリケーションのダウンロードが必須となります。
日本へ飛行機が到着後、飛行機からはすぐに下りることができず、降りるタイミングを指示されます。
日本人の日本への入国は最後に回され、30分は待つことになります。
その後はPCR検査を行います。この結果を待たないと、日本への入国はできません。
およそ2時間は椅子に座って待っていることになります。
 
どちらが良いかは、私には分かりません。
感染症の専門の観点からは、様々なリスクがあると思います。
しかし、ビジネスの世界においては、日本だけで独り相撲を取っているわけではありません。
グローバルの中で、各国の戦略の中で、企業はしのぎを削って戦っています。
既に欧米がノーマルの環境に戻っている中で、日本だけがこのような厳しい制限を続けていることは競争力の阻害に繋がります。
日本も6月からは、海外からの入国に関してある程度緩和するようですが、とにかくガラパゴスにだけはなっていけないと感じます。
外の世界では、もう既にほとんどの物がノーマルへ戻っていました。
 
我々の業界も今大きく動いています。
コロナの影響が大きくなってから、半導体の需要が大きく上がり、未だに深刻な半導体不足が続いています。
通常では考えられない価格が付くようになり、半導体メーカーはその規制に動きつつあります。
正規代理店以外のリセーラーへの販売の規制が強まっています。この動きは今後ますます加速する見込みです。
その他様々な生の情報が海外に行けば入ってきます。
当社の顧客ためにも、正しい情報と今後の方向感をしっかりとつかみ、対策をしてくことの必要性を強く感じました。

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