戸澤の週報

2023年11月12日

人生の価値

この休みは師走並みの寒さとなりました。
いよいよ冬の気候に変わりそうです。
覚悟を決めなければいけませんね。

 

雑誌「PRESIDENT」の11月3日号の特集タイトルが「人生の価値」です。
非常にキャッチ―なコピーで、思わず購入してしまいました。
サブタイトルに、あなたは、これからどう生きるのか?とあります。
コロナ禍も明けてしばらくが経ち、改めて考えさせられるテーマだと思います。
幸福とは絶対的なものではなく、非常に相対的なもので、人の数ほど幸せの形は合って良いと思います。
それでも、過去の先人たちの話を聞いていると、ある一定の基本となる考えがありそうです。
ポイントは「他人との比較」です。
自分が幸せになるのは、比較的簡単でも、他人よりも幸せになるのは難しそうです。
我々は実際以上に他人を幸福だと思っているからだと、フランスの哲学者モンテスキューは言っています。
良く分かりますね。
自分が幸せだと納得しているだけで良いのですが、誰かと比べると自分の悪い部分だけが気になってしまいます。
幸せだと思っている他人も、内実は様々なことに思い悩み、苦労しているものです。
できるだけそれを悟られないように人間はする習性があるのかもしれません。
だから、周りからは良い部分だけしか見えないのでしょう。
最近の実証研究で明らかになったことは、ビジネスパーソンのモチベーションの2大要因は「人に信頼されること」と「本人が実践する仕事自体に意義を感じること」でした。
給与や上がったり、昇進をしたとしても、確かに不満足感は消えて行っても、それが必ずしも満足感には繋がらなかった。
結局、本人が自分の仕事そのものに楽しみや意義を感じている状態が「幸せ」だとあります。
その為、自分の人生を価値あるものにするためには、自分の軸や価値基準の確立が必要とありました。
改めて考えて見ると、自分自身の仕事の意義を明確に述べることができる人は少ないかもしれません。
自分の心の底に、自分で腹落ちさせる必要があるからです。
そのように考えていくと、何を持って自分の仕事の意義とするのかをきちんと決めることが、まず第一と言えそうです。
今日から自分の仕事の意義の改めての探求を開始したいと思います。

 

  • corestaffONLINE