戸澤の週報

2026年04月25日

マネージャーの仕事

仕事を考える上で、避けて通れないのがマネージャーの仕事です。

マネージャーとは、成果を出す人ではなく、成果が出る状態を作る人である。

ところが、日本語では管理職と訳されることが多いです。

このことがその後日本において大きな誤解と不幸を生み出したと考えています。

管理職という言葉からイメージされることは、管理職は部下を管理するのが仕事ということです。

管理とは一つ一つの仕事に指示を出し、滞りなく進んでいるか監視するイメージです。

これでは人間が本来持っている強みを発揮できるとは思えません。

 

経営と現場を繋ぎ、成果を出すための中核となるマネージャーは当社においては課長が担います。

どれだけ経営が良い方策を考えたとしても、実際の現場で適切に運用されなければ良い成果は出ません。

しかし、実際に課長に対して、どこまで課長としての心構えが共有できているか、再度考える必要があります。

 

リーダーシップ開発に強いギャラップ社は、職場のエンゲージメントを測定する上で、以下の文章を質問として用いることを推奨している。

①自分は仕事をする上で何を期待されているか分かっている。

②自分の仕事を行う上で必要なリソースがある。

③自分の仕事の中に自分の得意なことを活かせる機会が多くある。

④この1週間の間に自分の仕事を褒められたり、認められたりした。

⑤上司あるいは職場の誰かが、一人の人間として気遣ってくれる。

⑥仕事上で自分の成長を後押ししてくれる人がいる。

 

これら6つは、すべてマネージャーが作るべき環境である。

 

ここで言うエンゲージメントとは「会社に感情的に共感し、自発的に貢献しようとする状態」を指しています。

現場から見るとマネージャー=会社と見ます。

課長の裁量は思っている以上に大きく、きちんと対策をする必要があります。

上記の①~⑥までの質問は、現場の一人一人が普段感じていることを、可視化して定量化することが可能です。

それぞれの質問に1(最低)~5(最高)の得点を付ければ、あっという間に数値化できます。

人は、自分の役割が明確であり、強みを活かし、認められ、成長できる環境で最も力を発揮します。 

 

マネージャーの仕事はこれらを意識して行動することで、劇的に反応は変わってくるはずです。

自分で成果を出すのではなく、成果を出すために必要な環境を創り、そこにいる人をサポートすることがマネージャーの本質です。

そして、経営陣はマネージャーが成果を出しやすい環境を創るのです。

最近はようやくこのことを心の底から実感することができました。

 

マネージャーとは、成果を出す人ではなく、成果が出る状態を作る人である。

そしてその状態は、①〜⑥の6つの質問にすべて表れます。

これは偶然ではなく、マネージャーが意図して作るべきものです。

マネージャーの質が、そのまま会社の競争力になります。

今年度は、この6つを可視化し、改善し続けることで、現場と会社を強く結びつけていきたいと考えています。

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