戸澤の週報
2011年11月14日
2011/11/14
秋の行楽に出かけた方も多かったのではないでしょうか?
コートとマフラーが必要になってくる冬までもう秒読みとなっています。
残り少ない秋の日を精一杯楽しみたいものです。
この休みには飯能の「蕨山:わらびやま」に行ってきました。
飯能から1時間で登山口と言う、アプローチの良さと標高1000メートルそこそこと言う数字にだまされていました。
非常にきつい山でした。
改めて山のスペックを見てみると、標高は1035m、標高差700m、山頂までの距離2km。
標高差の割に距離が短いのです。
その為登りの傾斜が非常に厳しく、なおかつ岩場もあります。
登りの間中、休みなく厳しい傾斜が続いている感じで、ガイドブックが「健脚者向」なのも頷けました。
ここで学んだのは物事の本質の大切さです。
上辺だけを見ると、標高1035mの小さな山で楽勝と言う事になります。
本質は標高差700m、山頂まで2kmの標高1035mの山となります。
ここから読み取れるものは、標高は低いけどかなり厳しい山行になるぞとなります。
確かに3000mの山だとしてもロープウェイで2800mまで行き、山頂までの距離が同じく200mであったらこれこそ楽勝です。
物事の上っ面を見るのではなく、奥深くにある本質を見るようにとのご講義を蕨山より頂きました。
そして、山の中では枯葉が大量に落ちています。秋の自然の営みですね。
ふかふかで自然が織り成す最高級絨毯と言ったところでしょうか。
この枯葉もいつかは土に帰り今度は葉を落とした木の成長を助ける事となります。
その木もいつかは倒れ、土に帰り周りの木の成長を助ける事となり、命が循環しています。
自然界では命の循環が実にスムーズにできています。
人はここから学ぶべきですし、決してこの自然の命の循環は邪魔してはいけません。
山に行くとそれらが良く分かります。