戸澤の週報

2014年05月06日

マーケティングについて考える

今年のGWは飛び石となり、さらに天気も良くなくちょっと残念でした。
それでも新緑あふれるこの時期にリラックスできるこの休みはありがたいですね。
次は夏に向けてしっかりと成果を上げていく必要があります。

私が大学でもっと勉強をしておけばよかった教科のNO,1がマーケティングです。
当時はマーケティングのことを企業がある製品の発売前に行う市場調査のことぐらいであろうと考えていました。
実際にはマーケティングとはそんな狭いものではありませんでした。
私なりに理解したマーケティングとは「製品、サービスの開発から販売、アフターサービスまでの各プロセスに対する社の考え方を明確に決定し、戦略として落とし込み、成果を挙げていく活動」です。
マーケティングの基礎を確立したP.F.ドラッガー、最近ではバリューチェーンの概念を説いたマイケル・ポーター、日経新聞の私の履歴書でも連載されたフィリップ・コトラーが著名です。
一口にマーケティングといっても広すぎるため、人によってアプローチの切り口が違うところが非常に興味深いところです。
コトラー氏は人の役割を定義し強みを生かそうとし、ポーター氏のサプライチェーンやコトラー氏のイノベーションといったさまざまな角度からアプローチしています。
そこから何が生まれるのでしょうか?
それは「成果」です。
アプローチの角度は違えど3者が繰り返し伝えているのは「いかに成果をあげるか」ということです。
逆に言えばそれ以外のことは伝えていません。
成果が上がらなければ、組織は成長できないどころか存続すらできないからですね。
今ははっきりとマーケティングの重要性が理解できるようになりました。
マーケティングとは「成果をあげるための最短コースに挑戦するアプローチ」だったのですね。
過去に先人達が挑戦していくつか成果が上がるやり方があります。
それらを自社のスタイルに合わせて取り込んでいくことで、先人たちの組織がトライアンドエラーを繰り返して費やした時間を節約することができるのです。
こんなすばらしいことはありませんよね。
そして、マーケティングを強く意識することはイノベーションや価値創造といった成果につながりやすい活動の大きなモチベーションになります。
当社独自のマーケティングの確立は当社の2015年の大きな目標です。
楽しみな1年になりそうです。
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