戸澤の週報

2020年04月05日

意思決定

コロナの感染の拡大が続いています。

日曜日は全国で368名が感染しています。

そのうち東京都は143名となっており、この内92名が感染経路が不明となっています。

ちょうど2週間前は3連休で、少し全国的に気が緩んでいた時期だったことを考えると、そんなに不思議ではないのかもしれませんが、そう簡単には割り切れないですね。

 

全体の状況を見ていると、緊急事態宣言は現実的になってきました。

場合によってはこの月曜日にも発令される可能性も十分あります。

実際に発令されたらどのようになるのでしょうか?

確認してみましたが、以下の通りでした。

・住民への外出自粛要請

・学校や保育園などの利用停止の要請、指示。

・音楽、スポーツイベントなどの開催制限の要請、指示。

・予防接種の実施指示

概ねは上記となります。

思いのほか今とあまり変わらないですね。

法律上の問題もあるのかもしれませんが、これだけ騒がれている緊急事態宣言がこのようなものとはあまり知られていないのかもしれません。

そうしますと実際の強制力による効果と言うより、緊急事態宣言を行ったことのよる、国民のマインドに働きかけることの効果の方が大きそうですね。

いつ出てもおかしくない状況です。

できる限りの対策を行ったうえでその日を迎えなければなりません。

 

これだけ特殊な環境になっていますので、難しくなるのは意思決定です。

コロナウィルスは全員が対象なりますので全員で考えていくことが必要になります。

考えるレベルとしては社会全体の国家レベル、都道府県レベル、会社全体のレベル、個人レベルの全てに意思決定を求められていることなのでしょう。

全てにおいてバランス良く、出来るだけ何も失わずにしたいと思うと非常に狭い部分に落ち着かせなくればならなく、難易度が高くなりますので、時間も掛かってしまいます。

恐らく現在の政府の意思決定はまさにこの状態なのではと考えています。

いくつか大切な要素の中で、一番大切なものは何かによって、優先順位を明確に意思決定ができれば、だれかは犠牲になるけど、第一優先と考えたものは守ることができると思います。

逆にいれば、第一優先と考えたもの以外は守ることができないということです。

このあたりが日本人ははっきりとさせるのが苦手なのかもしれません。

しかし、どんな形になるにしても意思決定はしなければいけません。

リーダーたちは状況を正しく分析した上で、速やかに大胆に意思決定をしてアクションを進めていかなければいけないと思います。

ただ、少し気になるのは今の日本を見ていると、何を誰がやっても必ず強い批判が見られることです。

大抵は他の国やほかの国の誰かと比較したうえでの批判が多いようですね。

国によって仕組みも違います。法律も違うし、置かれた状況も違います。守るべきものも違います。

同じ条件で比較することはできません。

このあたりを理解した上で見てみると、少しだけ違って見えるかもしれません。

いずれにしても適切は意思決定とは難しいものですし、リーダーが万人に認められるリーダーであるためには必須なものと言えそうです。

当社としてもそうですし、個人としてもかつて経験がないことを現在経験しています。

慎重かつ大胆に状況に適合していくための努力がこれからはますます必要になってくると考えて間違いなさそうです。

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