戸澤の週報

2026年03月14日

出会いの必然

ここ数カ月間、購入してから10年以上読むことができなかった『森信三全集』と格闘していました。

全巻600ページを優に超え、合計5000ページほどの大作でしたが、何とか読了することができました。

 

森信三先生は「国民教育の父」とも言われ、生涯をかけて日本の教育に尽くした方です。

代表作の『修身教授録』は、戦前の旧制中学で行われた修身の授業を記録したもので、入門書としてもよく読まれています。

私自身も20年前に初めてこの本を読み、大きな影響を受けました。

 

森信三先生は「人生二度なし」と「最善感」を繰り返し説いています。

人生は誰にとっても一度きりだからこそ、全力で生き抜くことが大切だという教えです。

 

また「最善感」とは、自分に起こる出来事はすべて、この自分にとって必然であり、同時に最善であるという考え方です。

良いことも悪いことも拒まず素直に受け入れ、その出来事の中にある意味を読み取ることが大切だと言います。

 

さらに森信三先生は、次のような言葉も残しています。

「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。

しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。」

人生には偶然のように見えて、実は意味のある出会いがあるということです。

 

私たちが生きていると、思い通りにいかないことが起こります。

そんな時こそ、なぜこの出来事が起きたのか、そこから何を学ぶべきなのかを考えることが大切だと感じています。

振り返ってみると、その出来事が自分の成長につながっていたと気づくことも少なくありません。

 

会社でも同じことが言えます。

うまくいかない時には、必ず改善すべき何かがあります。

それを見つけることが、次の成長につながります。

 

人生二度なし。

起きた出来事を最善と受け止め、その中から学び続ける。

その姿勢を大切にしていきたいと思います。

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