戸澤の週報

2026年02月28日

「観」を鍛える

気が付いたら2月は本日で終わります。

暖房が要らない日も出てきて、いよいよ季節の変わり目に入りました。

植物たちも新芽を多く出して、新たな生命の力を感じます。

 

少し前の2週前の週報に「余白」があると良いと、時間についてのおおらかさについて書きました。

しかし、毎日の仕事を行っていると、スピードの大切さを思い知らされることも多くあります。

例えば、人材の採用などは時間をかけて良いことはあまりないでしょう。

 

このように2つの相容れないことが同時に起こることが、現実には多くあります。

しかし、よく考えてみると、この相容れないことこそ、成長のためのヒントであることが見えてきます。

例えば、仕事のスケジュールで余白を持つのであれば、普段の仕事において素早い意思決定を行う必要があります。

人材採用の場合、採用に時間が掛かるのは、採用基準が曖昧で、意志決定プロセスが明確でないからです。

これらを明確に決めれば、スピードも入社後のアンマッチも同時に解決することができます。

その結果、組織の仕事に余白が生まれてきます。

生前の野中郁次郎教授は、このことを「二項動態」と呼んでいました。

このように相容れない二つを上位で統合する視点を、私は「統合観」と呼びたい。

 

その他の「観」は、短期目線か、長期目線かを表す「時間観」、人間成長をいかに捉えるかを表す「成長観」などがあります。

理想だけではなく、制約条件をどう意識するかを表す「現実観」も重要です。

この世界をどのように捉えているかを表す「世界観」は、全ての土台になる考え方です。

いずれも意思決定の質を左右する根本の「観」です。

 

私自身は「観」を、この週報を書くことで少しずつ身に付けたような気がします。

週報と言うアウトプットの機会は、否が応にも多くのインプットを求めてきます。

自分なりの「観」の形成は、生活の中で何か一つ、自ら発信する機会を作ることからスタートするのが良さそうです。

 

「自分観」が形成されると言うことは、それぞれの内容に自分なりの見方を持ち、自分の考えを持つことに繋がります。

今まで見えていなかったものが、見えてくるから不思議です。

「観」を深めることは、意思決定の質を高めることに他なりません。

私たち一人ひとりが自らの「観」を磨くことが、組織の未来を決めていくのだと思います。

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