戸澤の週報
2026年06月14日
解決の鍵は反対にあり
最近、「相反神経抑制:そうはんしんけいよくせい」という言葉を知りました。
筋肉の世界では、ある筋肉を動かすと、その反対側の筋肉は自然と緩むという仕組みがあるようです。
例えば、肘を曲げる時には力こぶの筋肉が働き、反対側の筋肉は力を抜く。
人間の身体は、力で押し切るのではなく、反対側とのバランスによって動いています。
この話を聞いた時、仕事や組織にも似たことがあると感じました。
私たちは問題が起きると、つい問題そのものに目を向けてしまいます。
売上が足りない → 売上ばかり見る
人が育たない → 本人ばかり見る
ミスが多い → ミスした人を追う
忙しい → さらに頑張ろうとする
しかし、本当の原因は問題の反対側にあることが少なくありません。
もし、売上の問題なら、「顧客との関係性はどうか」を考える。
人材育成の問題なら、「上司側に問題はないか」と考える。
ミスの問題なら、「仕組みは十分か」を考える。
忙しさの問題なら、「やめる仕事はないか」に目を向ける。
問題の反対側に目を向けた時、初めて解決の糸口が見えてくることに気が付きました。
これは、当社が大切にしている「ANDの思考」と本質的には同じことなのだと思います。
人はどうしても、一方に集中し、もう一方を見なくなってしまう。
なぜなら、一方だけを見る方が、両方を見続けるよりもはるかに簡単だからである。
「短期と長期」の両方を追いかける。
「効率と付加価値」の両方をあきらめない。
「標準化と柔軟性」の両方を追求する。
二者択一ではなく、両立をあきらめない。
一方だけを見続けると、かえって全体のバランスを失うということなのだと思います。
身体がそうであるように、組織もまたバランスによって成り立っています。
問題が起きた時ほど、「反対側には何があるだろう?」と問いかけてみることが大切なのだと思います。
もしかすると、解決の鍵は、私たちが最も見ていない場所にあるのかもしれません。









