戸澤の週報

2022年03月27日

人の成長

そこかしこで、桜の花が咲いています。
東京では満開までもう間もなくです。
入学式にはちょっと間に合いそうもありませんね。
 
最近は社内で講師となることが増えてきて、人の成長に関わることが増えています。
社会人になりたての頃は、研修に関しては特に何も考えてはいなかったのですが、やる側になってみて初めてその大変さが分かります。
これだけの時間や労力を使っているので、受ける側には大いに成長してほしいと思うのですが、簡単には行きません。
人が成長していくのは、スピードや内容とも、人それぞれです。
どのような時に人間は成長するのかを考えて見たいと思います。
 
人の性格は、十人十色で、実に様々なタイプがあります。
将来必要になりそうなことについて、早い段階から想像ができて、実行に移せる人もいます。
反対に、ギリギリにならないと、自分に必要なことが実践できない人もいます。
この2つのタイプと、成長のタイプは似ているかもしれません。
将来のことが想像できるタイプは、成長も早い傾向がありそうです。
こちらのタイプは、さほど手が掛からないので、気が付くと成長していることが多いですね。
問題は後者で、追い詰められないと動けないタイプです。
このタイプは、何がきっかけになり、大きく伸びていくかが分かりづらいです。
導く側からも、反応が分かりづらいため、手ごたえが感じられないことも多くあります。
それでも、数年後に気が付くと、一人前になっていて、頼もしくなっていることが良くあります。
きっと、どこかで、今までの自分ではない自分になる必要性に気が付くことができたのだと思います。
それは、誰かの言葉かもしれません。
自分自身の経験かもしれません。
どちらにしても、自分が何らかのことに、自ら気が付いたということですね。
気が付いただけではなく、その気づきを実践に移すことができたということです。
人間である以上、必ずこだわりがあるため、物事をどうしても自分の都合の良いように見てしまいます。
同時に本能もあるため、自分にとって成長を促すような、行動はどうしても厳しさが付いてくるため、避けてしまいます。
そんな中でも、どこかで、自分自身で気づきを得ていきます。
ここまでで第一段階クリアです。
そして、その気づきを実践に移して、第二段階クリアです。
ここまでも相当大変だと思いますが、一番厳しい関門は、その努力を継続させることです。
そうやって考えて見ると、厳しい試験をクリアして、自分自身を成長させているのですね。
始めの頃はこれらを無意識に行っているのかもしれません。
一度関門をクリアすれば、今度は広い世界が見えてきてしまって、今までの何倍もの関門をクリアする必要性に気が付きます。
そうして、その後はエンドレスの成長サークルの仲間入りをすることになります。
この成長サークルは、同じく自分を成長させようとしている、仲間たちを呼び寄せてくれる、特典があります。
自分一人では、厳しくても、伴走してくれる仲間がいれば、こんなに心強いことは無いですね。
「徳は弧ならず、必ず隣あり。」と言う論語の言葉があります。
一生懸命勉強して、徳を積んでいれば、孤立せずに、必ず理解してくれる仲間が現れるものだという意味です。
分かってくれているようで、分かっていない。知らないようで、知っていてくれているのも人間です。
経験上、勉強して悪かったことは何一つありません。
今週は、これから入学・入社、そして一つ学年や社歴が上がる人のための「勉強のすすめ」でした。

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