戸澤の週報

2023年05月20日

サンシャインタックス

先週はアメリカのラスベガスへの出張でした。
日本も暑い日があったようですが、ラスベガスも暑かったです。
日中には35度を超えるのですが、それでも湿気が少ないためまだ大丈夫です。
先行で真夏気分を味わうことができました。
 
アメリカの西海岸のカルフォルニア州には、サンシャインタックスと言う言葉があります。
直訳すると日光税と言うところでしょうか。
実際には本当に税金を払うことではなく、比喩となります。
アメリカの物価が高いことは、皆様ご存知かと思います。
アメリカの数ある州の中でも、最上位の物価の高さがカルフォルニアとなります。
住む場所にしても外食にしても、その他の州と比較しても明らかに高いです。
グーグルやアップルがいるシリコンバレーの存在が一番の理由です。
そんなカルフォルニアですが、良いところもあります。
それは気候です。
年間を通して晴天率が非常に高く、真夏でも温度は極端には高くなりません。
この気候は何物にも代えがたいため、向こうの人は、高い物価や所得税を払っていることを、サンシャインタックスと言って自らを慰めているということです。
 
この出張で思ったことは、アメリカの物価の高さではなく、日本の物価の安さです。
予めお断りしたいのは、日本の現在の物価の安さは、一消費者からの目線では非常に好ましく、値上がりをうれしく思っているわけではありません。
但し、グローバルでの競争を考えた場合に、ここまで金額差が付いているとなると、勝負にならなくなってきています。
レストランのちょっとしたブレックファーストで、(但し、すごい量ですが)普通に20ドルを超えています。
日本では最近高くなってきたといっても、ファミレスで800円から900円で、1000円を超えるということはまずないでしょう。
そのように考えると、ドル換算すると7ドルとしても、約3倍の価格差が付いているということです。
この価格差が意味するものは、給与水準の違いであり、人材を引き付ける力であります。
基本的には物価に合わせた給与水準になります。
そのため、物価が上がれば、給与水準が上がりますので、グローバルで見て、その国は人材の確保がしやすくなり、成長に繋がります。
その観点から見た日本は、今後グローバルの世界で、人材の獲得に非常に不利になるということです。
実際に、既にこの事は現実に起こっています。
物価が上がることは消費者にはうれしいことではありません。
また給与水準が上げることは、経営者として決して簡単なことではありません。
しかし、日本がこの先再びグローバル世界の中で輝きを取り戻したいのであれば、必ず越えなければいけない壁だと思います。
そのためには、自分たちが提供できる付加価値をきちんと整理をして、堂々とその対価を請求することが必要です。
今の日本に必要なことは、自分たちの価値感をしっかりと持ち、堂々と主張できるマインドなんだと思っております。
利益を多く出す会社に対して、世間が悪く言ったり、会社自身が良しとしないケースも見受けられます。
今までは過当競争の世界で、自社だけ値上げを行っても、他社に行くだけだという気持ちが先行していたかと思います。
しかしこれからの人員不足はかつてない強力だと予想できます。
付加価値をきちんと整理し、しっかりとした対価を得ることができない会社は継続が難しくなるはずです。
そうなれば、現状維持で同じことをやっている会社は市場から退場していきます。。
その結果、全員で体力を消耗させるような戦いからは解放されます。
これからの世の中はそのような流れで進んでくることが予想されます。
もうすでに始まっているといた方が適切でしょう。

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