戸澤の週報
2026年06月27日
思いは時を超える
先日、長年読みたかった本を入手することができました。
ローム創業者・佐藤研一郎名誉会長が自ら執筆した『半導体・電子部品企業の戦略とマネジメント』です。
佐藤名誉会長がご自身で書かれた創業時からのローム史と言えます。
ロームは今では、日本を代表する半導体メーカーとして広く知られています。
しかし、創業は抵抗器からであり、半導体への進出は大きな苦労を伴った様子も描かれ、当時の苦闘が生き生きと伝わってきます。
私たちは、完成した姿だけを見てしまいがちです。
しかし、何かが出来上がるには一つ一つに関わった人の思いがあり、努力が詰まっています。
佐藤名誉会長が大切にしていたことは教育です。
直接薫陶を受けた社員の方とお話すると、当時教えてもらった内容を明確に覚えています。
強く心に刻まれて、時間が経った今でもその輝きを失っていません。
弊社は今、大きく成長しても壊れないスケーラブルな組織を目指して活動しています。
スケーラブルな組織を作るためには、まずは人がスケーラブルになる必要があります。
一人ひとりが自分の進むべき道を理解し、仕事の目的を腹落ちさせ、自らの仕事を自分事として考え行動できるようになれば、大きな推進力が生まれます。
そして、その姿勢は周囲にも伝わり、成長の連鎖が生まれます。
この成長の連鎖こそが、スケーラブルな組織の源泉になります。
今世の中にある会社や組織は、大元をたどると、全ては一人の思いから生まれています。
その思いの強さ、真摯さが人を動かし、時代を超えていくことがだんだんと分かってきました。
会社は建物や仕組みだけでは続きません。
人から人へ受け継がれる思いがあるからこそ、時代を超えて成長し続けることができます。
だからこそ、私自身も次の世代へ何を残せるのかを考えながら、一日一日を積み重ねていきたいと思います。
思いは、人から人へ受け継がれ、時代を超えていく。
そのような会社を、これからも仲間とともにつくっていきたいと思います。









