戸澤の週報

2010年06月13日

2010/6/13

6月も早くも半分が過ぎようとしています。
ニュースでは月曜日にも関東も梅雨入りと伝えています。
今年は10日間くらい遅かったとのこと。
梅雨の期間が短いのはうれしいのですが、四季それぞれに意味があることを考えるとやはり梅雨にはしっかりと雨が降らなければいけないのでしょうね。

日本の首相が代わって1週間が経ちました。
早速色々とごたごたはありますが、まあそこは仕方ありません。
今回の内閣は今までと違って、ちょっと期待させられることがちらほらと聞こえてきます。
消費税率のアップ、法人税率の減少などということです。
「財政再建」のために欠かすことのできない政策です。
日本人はもううっすらと気が付いているはずです。
日本の借金の水準はいい加減まずいところまで来ているところを。
日本の国際競争力がどうのこうのという前に、返せる返せないかの境目の借金を抱えていてはいけないはずです。
一般の会社で考えてみたらすぐわかることです。
都市銀行の審査部の基準に則って審査してみたら、もうずいぶん前に国の借金はできなくなっているはずです。
それが今まで通してしまったのは、とても多くの人たちの甘えによるものです。
もう、問題の先送りや、対症療法では絶対にいけません。
問題を根本から解決させることが必要です。
そのためには、選挙での人気がどうのこうのというレベルではなく、大局の中から正しい判断をしてほしいと思います。
法人税について、企業経営者から言わせて頂きますと、この税制は不公平なものです。
世界中の国の企業が、現在の日本と同じような約40%という水準で行っているのであれば問題ありません。
しかし、世界の競争相手は20%台に既に少し前から下がっているのです。
この日本との税率の差は、イコール「投資余力の差」と直結します。
今度の内閣はこの問題から絶対に逃げてほしくないと思います。
期待はずれになることだけはご勘弁いただきたいのですが、果たして今回は?
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