戸澤の週報

2016年02月07日

先人達が残したもの

引き続き2月らしい寒さが続いています。
最近は桜島の噴火や、関東では地震が多くなっています。
あまりうれしくない動きが少し見られます。
なかなか気を付けるのも難しいのですが、備えをしておく必要はありそうです。

先週は同業界の多くの先輩方と接する機会がありました。
今から50年も前に海外に単身で10年も赴任していました。
当時は海外にはメーカーが拠点を構えていることはなく、商社が先陣を切って最前線に拠点を作っていたようです。
拠点と言っても日本人一人ととわずかな現地のスタッフのみです。
インターネットもEmailも、FAXもない時代です。
テレックスが通信手段の主役だったようです。
(正直に言いますとテレックスの詳細をその時まで知りませんでした)
国際電話が稟議事項と聞き、また大いに驚きました。
そんな中を先人たちはビジネスの国際化を目指して、日本からより深く海外へのビジネスを広げる活動をされていました。
うまくいったこともあったと思いますが、それ以上にうまくいかなかったことが多くあったはずです。
そんな中、様々な創意工夫を重ねて、状況の打破を図り成果を上げていったと思います。
ビジネスを行っていると、うまくいかないことも多く生まれてきます。
うまくいかない事を解決しようとあがくのですが、時代が違うので形は違えど、同じような悩みを先人たちは苦労を重ね、創意工夫を凝らして解決したはずです。
我々は最新の流行のようなものばかり気にして、過去の膨大な先人たちが作り上げた図書館の存在を忘れていたようです。
問題にぶつかったら一度立ち止まり、先人たちの知恵に耳を傾けてみることが、問題解決の最短距離なのかもしれません。
直接お話しを伺いうことも大切です。同時に過去の良書に答えを求めてみることも、また大切かと思いました。
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