戸澤の週報
2025年09月13日
ミニマリストを考える
大雨が降った次の日は少し涼しくなりました。
18時を超えると暗くなってきたのは少し寂しいのですが、ようやく暑さからの解放です。
秋が徐々にスタートします。
いつの頃からミニマリストと言う言葉が一般的になってきました。
自分にとって本当に必要なものだけを持ち、不要なものを極力減らして暮らす人を指します。
物質的な持ち物を最小限にして、衣服や家具を必要最低限に抑える。
そして、無駄な買い物を避ける。
1つ買ったら1つ捨てると言う「One in, one out」のルールは有名です。
昔は遠い海外の人が行うイメージでいましたが、最近はずいぶん気になるようになりました。
部屋をきれいに保つことももちろん大事ですが、仕事においてもまた有用な考え方です。
自分ができる仕事の総量を極端に大きくすることはできません。
そうであれば、やる仕事を厳選する必要があります。
常に今自分が行っている仕事の鮮度をみて、既に賞味期限が切れていると感じられる場合は、思い切ってやめること。
仕事には、ステージがあります。
始めに、現在の状況に迫られてスタートする「最初期」。
次に、変化する状況に合わせて、その仕事も変化している「対応期」。
そして最後に、どう工夫しても変化する状況に対応が困難になってくる「最終期」
多くの組織で、最終期に入っている(もしくはとっくに終わっている)仕事を、いつまでも行っています。
何も考えずに続けてしまう場合もあります。
あまりに当たり前になりすぎて、有効期限が切れていることに気が付かない場合です。
また、うっすらとこの仕事は意味がないのではと思いつつ、誰も言い出せない場合もあります。
全ての仕事には有効期限があります。
大切なことは、自分で仕事の有効期限を確認することを習慣化することだと思います。
ミニマリストのもう一つの考え方は、ライフスタイルや考え方の選択です。
「少ないモノで豊かに暮らす」という価値観や、物に縛られず、時間・人間関係・体験を重視します。
仕事におけるミニマリストとは、自分に取って大切な仕事を見極めて、本当に重要なことに時間を使うことかもしれません。
本当に重要なことを見極めるためには、どうしても通らなければいけない関門があります。
仕事もものも、手放す勇気が本質なのだと思いますが、その基準を決めるためには、自分は「誰のために」「何のために」仕事をするのか?
この質問に答え切る必要があります。
難しい問いですが、考え続けたいと思います。