戸澤の週報
2025年11月29日
見かけに騙されない
本格的な冬を前に過ごしやすい日が続いています。
同じ温度でも春とはまた違う澄み切った空気が気持ち良い季節です。
深い眠りを得られるのも、この季節の良さです。
ある日植物を見ている時に大きなことに気が付いてしまいました。
今まで、植物のパーツの中で一番大切なのは、枝葉ではなく幹だと思っていました。
幹を大きく・太く育てることで植物全体が大きく育つからです。
しかし、幹はあくまでも結果であり、原因ではありませんでした。
幹が太くなるためには、土の下にある根がしっかりと張っている必要があります。
ちゃんとした根が土の中にあるからこそ、成長に必要な十分な水と栄養を取ることができるのです。
人間に置き換えてみると根に当たる部分は何でしょう?
それは、人として成長するための水と栄養と考えるのがよさそうです。
幹に当たるのが知識や経験と言うことになりそうです。
知識や経験が蓄積されるとその先の葉がより多く・強くなり、ますます太陽の恩恵を受けることができるでしょう。
そして、その結果花が咲き交配が行われ、命を次につなげていくことができます。
それでは根に当たる部分は何でしょうか?
知識や経験を得るためにアンテナが立っていることが大切で、好奇心と呼んで良いでしょう。
それではこのアンテナはどうして立つのかを考えると、人として成長を自ら求めるからだと思います。
さらに、成長を自ら求めるための原因は何かを考えると、自分の人生に対する主体性に行き着きます。
自分の人生は、誰の手にも委ねずに、自分の意志で良いも悪いも責任を持つことと考えます。
昨日はROHMさんと技術セミナーを当社内のセミナールームで共催致しました。
セミナー後に設計者と懇親会を行い、何人かの若い設計者とお話ができました。
とても嬉しかったのが、目を輝かしてイキイキと自分が今後やりたいことを話していたことです。
経験が浅いため、恐らく会社の収益に直結しているような仕事ではなく、全体の一部を担っている段階です。
しかし、自分の得意なことや今後やりたいことを話しているその姿に、日本のエレクトロニクスの将来を感じました。
私自身は文系のため、回路設計やソフトについて深くは分かりません。
しかし、そういった設計者のために、興味のある製品を紹介したり、昨日のように知識習得や交流の場を作ったりすることはできます。
太い幹を作るために、強い根を育てていくお手伝いをしたいと心から思いました。
私たちは幹や花ばかりを見て人を評価しがちです。
しかし、目に見えているものだけでは全てを理解することはできません。
「本当に大切なものは目に見えない」と言った、星の王子さまの作者であるサン=テグ・ジュペリの言葉を思い出します。









