戸澤の週報
2026年05月02日
自律神経を考える
この週末は久しぶりに青空を見ることができました。
朝の太陽の光は、自律神経に直接影響を与えます。
すっきりと一日を迎えられる感覚を持つ方も多いかと思います。
自律神経とはよく聞きますが、大きく構成は2つです。
①交感神経
②副交感神経
名前の通り神経ですので、全身にくまなく張り巡らされています。
中枢になるところは脳と脊髄にありますが、そこから末梢神経で臓器や体の末端まで接続されています。
交感神経は活動モードです。
心拍を高め、血流を活動に必要な筋肉・脳・心臓などに集中させます。
冒頭触れた日光を浴びた時に、交感神経が優位になるために、目が覚めた感覚になるのはこれが理由です。
副交感神経は、心拍を遅らせ、回復・リラックスモードへ導いてくれます。
太古の人間世界では天敵に出くわし、命の危険に晒されることは日常茶飯事です。
よって、交感神経は瞬時にオンになります。
一方で、副交感神経は安全が確保されてからゆっくりと働き始めます。
この仕組みを理解できると、自分が今どちらの神経が優位になっているのかを理解できるようになります。
平成の終わりくらいから、どのように休養するのが正しいのか?というテーマをよく見かけるようになりました。
人間の休養に必要なことは、体の疲れを取ることと、脳の疲れを取ることのバランスです。
いくら寝ても、いくら体を動かさなくても、脳が休めていないと疲れは取れません。
人間が回復するには、副交感神経のスイッチをオンにする必要があります。
仕事が気になる、ストレスが解消しない、長時間のスマホの使用などは脳が活動してしまい回復しないのです。
オンオフのスイッチがネット世界と限りなく近くなってしまった現代人にとって、非常に重要なスキルとなりました。
同じ読書でも、考えながら読む本は交感神経優位になるので休息になりませんが、小説などは比較的リラックスした状態で読むことができます。
自分の一つ一つの行動を区別して考える必要がありますね。
最後にもう1つ触れておきたい自律神経が、腸管神経系です。
これらの神経は各種消化機能を制御していて非常に優秀です。
食べ物の消化を担当している腸は、食べたら必ず消化する必要があるため、脳に許可を求めないのです。
食べ物やその時の状況を考えて、最適な方法で消化という仕事を遂行していきます。
それはまるで、組織の中で自律して動くチームのようなものです。
人も組織も、自律したユニットが適切に機能することで、全体として最適な状態が作られていきます。
我々はこの第2の脳と言われている、腸管神経系から学ぶところが多そうです。
では、日々の中で何を意識すればよいか。
・朝の光を浴びる
・意図的にオフ時間(副交感神経優位時間)を作る
・行動を“回復か負荷か”で分類する
これらができてくれば、活力のある状態を意図的に作ることができるようになります。









