戸澤の週報
2026年02月21日
学習の姿勢を考える
朝はまだ良く冷えますが、太陽が高くなる頃には暖かく感じます。
春がすぐそこまで近づいてきたのが感じられます。
春は何かを始めたくなる季節ですね。
今週も社内では半導体・電子部品の研修を行っています。
プロとしてお客様からお金をもらっている以上、どんな仕事でも質を高めていく必要があります。
自分の取り扱っている製品がどのようなもので、どのように提案するのか学ぶことには大きな意義があります。
これらは、半導体・電子部品だけではなく全ての業界、全ての仕事に共通して言えることでしょう。
この認識は、多くの社会人が持っていますが、実践できているかは別の問題です。
毎日の仕事では、仕事の手順は覚える必要がありますが、製品の詳細まで把握しなくても何とかなってしまいます。
しかし、製品の中身を理解していれば、より多くのことができるようになります。
まずは簡単なところでは、
①お客様が指定した型名が間違っている場合に指摘できる。
②お客様が指定した製品よりもっと良い製品がある場合に紹介できる。
もう少し発展させると、
③必要としている仕様を質問で聞き出し、提案できる。
④お客様の製品開発全体の狙いを聞き出し、最適な製品を提案できる。
製品を深く理解することで、このようなことができるようになります。
①から④に行くにつれて、難易度が上がりますが、顧客からの信頼は比例して上がります。
ところが、ここで大きな分岐点があります。
上述のように、仮に製品の詳細が分からなくても、表面上の仕事は進んでいきます。
そのため、製品の中身まで理解し、把握するかどうかは、自分の意思にかかっています。
当然、勉強するには時間や労力が掛かりますので、頭の中でやる価値があるか天秤にかけることになります。
その時に最大のポイントは、今の仕事を自分がずっと続けるつもりがあるかどうかで判断することかと思います。
かつて私もそうだったように、製品の勉強をすべきかどうか悩んだ時期がありました。
しかし、どうしてそのような判断に至ったかは今になってははっきりしませんが、とりあえずやろうと思ったのを覚えています。
その後、長い年月が経ち、多くの人と会って話をしました。
その結果わかったことは、第一線で活躍している人は、皆勉強しています。
目の前に勉強すべき内容があれば、勉強する。
この先自分がその仕事に長く続けるかどうかではないのです。
そのような考えで、勉強をやめる判断を1回でも行うと、次に同じ状況になっても、同じ判断に傾きがちです。
これは自分自身への問いでもあります。
今、目の前にある学ぶべきことから、私たちは目をそらしていないでしょうか?
今となっては分かるのですが、一生をかけて行う天職のような仕事が用意されていることはありません。
今いる場所・仕事を自分の天職に練り上げていくものだと思うのです。
勉強するかどうかは能力ではなく、心の姿勢の問題です。
そして、勉強するかどうかで、人生は静かに分かれていきます。
毎朝30分学ぶかどうか。
その小さな選択が、5年後の自分をつくります。
自ら動き出す自律は、自ら学ぶ姿勢からしか生まれません。









