戸澤の週報
2026年08月08日
想うからこそ、伝える
普段の会話や1on1の悩みで一番よく出てくるのが部下に対する注意の問題です。
特に課長は部下と日々ダイレクトに接しています。
そのため部下の課題を指摘した後の関係性を考えてしまいます。
しかし、よく観察していると、部下との関係性を考えているのは意識的ではなく、無意識の時が意外と多いです。
課の中に何らかの問題が起こった時、明らかに自分の部下の言動が原因だったとしても指摘せずに、別のところに原因を求めてしまう形です。
この行動には2つ問題があります。
①部下がその行動を特に問題があることと認識せずに、今後も同じことを行う可能性がある。
②最初は無意識で衝突を避けていても、いつかは必ず問題を感じ、やがて意識的に避けるようになる。
1度、部下の行動を指摘せずにそのままにしてしまうと、次回以降に指摘する難易度は大きく上がります。
部下が以前行ったときに何も指摘されずに、今回だけ指摘することに対する反発が予想されるからです。
ポイントは気が付いた時が指摘すべきタイミングだということです。
もちろん多くの人の目の前で行うことは慎重に考える必要があります。
原則として1対1で伝えるべきですが、その場で止めなければ周囲や顧客に影響が及ぶ場合など、すぐに伝える必要がある時もあります。
そして、大事なことは部下の行動がどのような結果を引き起こしたのかを正しくフィードバックすることです。
感情ではなく、事実を正しく伝えることです。
これがマネージャーの第一歩です。
そして、会社の価値観と自分の信念と照らし合わせて、どうすべきだったかを話し合えるのが次のステップですね。
部下に簡単に注意できない時代だと言われます。
確かに気を付けるべきことが増えたのは間違いありません。
しかし、どの時代になったとしても、人には自分の仕事をより良くしたい、できることを増やしたいという気持ちがあります。
そして多くの人が、共通の価値観の中で、やりがいを持って働きたいと思っています。
大切なことは「相手を想う心」なのだと思います。
誰かを注意することとは、その人の未来を想うことであり、周りの人のことを想うことでもあります。
ただし、「相手を想っているから」という気持ちがあれば、どんな伝え方でも許されるわけではありません。
相手の人格ではなく行動を扱い、感情ではなく事実を伝える。
そのうえで、次にどうすればよいかを一緒に考える。
そして、もう一つ大切なことは、会社としての価値観が明確になっていることです。
これが明確になっているからこそ、課長は必要なことから逃げずに、部下と向き合うことができます。
現在当社が構築しているCoreStaff OSの最終章として、以前作成したCoreStaff Wayを最新版へ改版したいと思います。
ルールや仕組みだけでは、良い会社にはなりません。
最後に必要なのは、私たちが何を大切にして仕事をするのかという共通の価値観です。
人が成長できる会社。
人が安心して働くことができる会社。
その両方を実現できる会社を目指していきたいと思います。









