戸澤の週報

2026年04月18日

時計をつくる

一年の中で一番気持ちの良い季節がやってきました。

この短いうららかな春の時間を楽しみたいです。

この先もずっと日本に春がやってくることを期待したいものです。

 

ジム・コリンズの名著「ビジョナリーカンパニー:時代を超える生存の法則」を読んだのは、創業して数年の2004年位でした。

今でも初めて内容に触れた時の大きなインパクトは記憶に残っています。

その中で、社運を賭けた大胆な目標(BHAG)は2024年にスタートした「Zero Hub」建設に大きな影響を与えました。

そしてもうひとつ好きな言葉が「ORの抑圧をはねのけ、ANDの才能を活かす」です。

未来にも投資するし、目先の利益も追求するというように、片方だけではなく両方を追求するということです。

苦しくなってくると、つい短期の目線で全てアクションを行いたくなります。

しかし、常に未来があることを意識して、短期集中にどれだけ誘惑を駆られてもANDの目線を持つことの大切さを実際の経営で学びました。

 

そして、いつの頃からかよく思い出すようになり、今では一番好きな言葉が「時を告げるのではなく、時計をつくる」です。

時を告げるとは、誰かの力やアイデアで、競争力のある製品を作ったり、サービスを開発したりすることです。

それに対して、時計を作るとは、組織全体の活動内容の判断基準を作成したり、生産性の高い業務プロセスやフローを確立したりすることです。

時計を一度作ってしまえば、再現性が非常に高くなり、属人的な世界から離れることができます。

 

今一番思うことは、この時計をつくるという行為でさえ、誰か一人が行うのではなく、一人一人が行うべきものです。

組織の理念を整理して、時計作成を組織文化に落とし込むことができれば、その時、その会社は時代を超える存在になり得るのだと思います。

この状態は、まさに「時を告げている」組織の姿です。

特定の誰かの力や、多くの人の努力で、なんとか前に進めている。
しかし、そこには再現性はなく、仕組みもありません。

 

多くの人がいたらそれだけ色々な考え方があります。

働く理由も育った環境もみんな違っています。

仕事に対する捉え方も、実に多くの違いがあります。

こういったことに対して丁寧に対応して行くことでしか、組織のベクトルをそろえることは実現できません。

今年度は、一人一人が「時計をつくること」を自分の仕事として捉える文化を創り上げます。

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