戸澤の週報
2025年10月03日
鈍感力を考えてみる
レジリエンスとは、困難や逆境に直面しても、立ち直ることができ、場合によっては元の状態以上に成長できることを指します。
不確実な現代ですので、様々な局面でうまく行かないこともあり、強いストレスがかかることも珍しくありません。
何か強いストレスに晒されたとしても、大きく崩れずにいることができる人もいます。
反対に、わずかなストレスで崩れてしまう人もいます。
自分なりにこの違いを考えてみました。
先天的なものはここでは取れ挙げませんが、レジリエンスの力は生まれてからの生活の中で育まれていくと思います。
1つに考えられるのは、理不尽な経験です。
決して理不尽が良いと言いたいわけではありません。もちろん、理不尽なことは無いに越したことはありません。
しかし、過去に、自分たちが遊んでいた場所を、無理やり取られたり、社会人になってからも、いわれのない罪で怒られたことも数知れずあります。
当時は心底嫌になり、世の中には自分の思い通りにはならないことを知りました。
しかし、今から考えてみると、結果としては良いトレーニングになった気がしています。
その結果身に付いたものは「鈍感力」かと思います。
レジリエンスとは、困難や逆境に直面して傷ついた状況から立ち直ることを指しているかと思います。
しかし、そもそも一番良いのは、傷つかないことだと思います。
その為には、一杯失敗して、失敗することに慣れてしまうことです。
例え成功することを目指してやっているとしても、その過程において失敗することは当たり前と思って良いと思います。
ついでに謝ることにも慣れてしまうと良いですね。
あとは、多くの人と対面で話をすることも大事です。
人は、人と話している時が一番、頭を使います。
頭だけではなく、第6感のようなものも活性化したり、普段使っていない脳細胞も活発に活動します。
それでも場合によってはうまく会話ができないという失敗の経験も積むでしょう。
過去にした失敗から得られることのとても大事なことは、結局時間が経ってみれば、過去の失敗などなんてことはないという事実です。
自分が思っているほど、周りは自分の失敗と覚えていません。
そもそも失敗したとすら思っていないことが多いと思います。
失敗を恐れなくなると、失敗を多く経験し、やがてだんだん上手にできるようになるので、自分に自信がついてきます。
その頃には「鈍感力」が身に付いていることかもしれません。
学生時代はもちろんのこと、社会人歴がまだ短い人は失敗をできる場を積極的に求めてほしいと思います。
今の時代、下手すると失敗させないと周りが変に守ってきますので、注意が必要です。
皆さんはどんな鈍感力を身に付けていますか?